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紅傘堂

本や漫画、映画などいろいろな感想をのらりくらり気ままに書いています。

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覆面作家企画8」とはオンラインノベル作家たちの企画です。作品を読み比べて作者を推理してみよう!という企画です。5ブロックある中のEブロックの感想をUPします(後半はtwitterの転載のため少しになってます……)
作者様方、作品を読ませていただき、ありがとうございました!

※注意
 ここからは、私が作品を読ませていただいて感じたことを至極正直に書き記したものになります。中には目をひそめるような表現があるかもしれません。また誤読・誤釈を厭うのであれば、このままお帰りいただくのが幸いと存じます。この先に進まれる際は、自己責任の上でお願いします。


続きからどうぞ。

E01「銀の御手のサジタリウス」
 表現がとても綺麗な作品でした。サジタリウスは目標通り愛するプロメを手にしたけれど、余計なものまで手に入れてしまった。もしかして他の狩人たちも皆何かを得てたのかしらと考えてしまいました。最後のシーンでプロメとの会話がサジタリウスを少しでも癒してくれるならと思います。プロメが天真爛漫で本当に善い子だなといった印象です。

E02「五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま」
 なんてことない関係のこうちゃんとあきらなんだけれど、そういう関係が人間、時に必要だよねと考えてしまいました。言うは易し行うは難しだけれど、こうちゃんの言う「必要なものが揃えば、元気になる」という言葉は本当だなと思いました。あきらが彼との交流を通して、元気になるといいなぁと思います。きっとなることでしょうね。

E03「機械細工職人と機械義手」
 障碍者の字を使っていることが印象的でした。過去に辛い経験を持つ二人は師匠と弟子という関係を保ちながら、ずっと長い時を機械細工を間にはさんで向きあい続けていたことでしょう。終わりが来ることは分かっていたはずなのに、この関係がずっと続くような錯覚を覚えていて、最後のシーンに何より「えっ」と驚いてしまいました。この後のライザの行動が記されていなくて、それがとても様々な感情を呼び寄せます。

E04「飲み干す残滓」
 親の前では「お姉ちゃん」と呼び、二人きりの時には「咲希」と呼ぶ。その事実だけで、姉のことを恋慕の情で見ているのだなと少しほのぼのしい気持ちも含めてみていたのに、「弟の立場を捨てに」の台詞でどきりとしました。その弟を「遠くに行ってしまった」と表現する姉のその苦しさが切に伝わってきて胸が締め付けられます。
この話の何が肝だと思うかって異性兄弟なのに思春期を過ぎても同じ部屋にしている親の無感覚さ、無邪気さの上にこの弟の恋情があるってことですよ……。親はこの家族の団欒がこの先もずっと続くことを疑っていない。まさかそれが崩壊するなんて思っていない。もしかするとこの姉弟はこの関係を隠して、親の前では家族の団欒が続いているように見せかけるかもしれない。それもまた苦しいと思います。
記号が二人きりの時は「*」で団欒シーンが「***」というのも、その差を出す工夫なのでしょうか。

E05「キズアト」
 ディストピアという言葉を思い出しました。不要だと思われる心のやり取りさえも、なかったものにして、システマチックに家族を作っていく。そんな中で観た夢のキラキラしさと艶めかしさが印象的でした。

E06「幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手」
 なんだ、長江くん、いい子ではないですか。というのが最初の感想でした。なぜそんなに縮こまっているのか不思議ですが、ともかく出会えた結果、ちゃんとミゾレちゃんとの握手会に望めたようで本当に良かったですね。推しがいるかどうかで全然違いますものねと、澤良木さんの背中を叩いてあげたくなるお話しでした。

E07「楽園の手」
 最初から怖い印象のある作品でしたが、主人公以外の人間がこの楽園に登場してからのくだりからどんどん怖くなってきて、人間とは罪な生き物だなと感じました。鳥は最初は木の実と間違えたんでしょうが、恐らく味を占めちゃったんでしょうね……。

E08「それは手記にも似た」
 だからこそのこの題名……! となるのは、ラストシーンです。それまではどんな状況か何も分からないまま、それでも夢うつつに微睡ながら時に幸せな映像を思い浮かべている様子にほんわかしていたのに、ラストでああも胸が締め付けられるとは思いもよりませんでした。素敵な物語でした。

E09「夜の谷で」
 吟遊詩人の語る晴れやかな歌と、その裏に隠された事実。まだ魔物討伐は終わっていなかったこと。それをベダク一人がずっと抱え込んでいたのだと思うと、その気持ちはいかばかりかと思いを巡らせてしまいます。全てが済んだ後、出来ることならベダクには穏やかな人生を生きてほしいと願うのに。

E10「夢の異世界ダンジョンへGO!」
 男性が執筆したように感じるほどほどの変態感。あのお年頃はそんな感じなのかもと思いながら見ていたのですが、VR世界の意地悪具合が面白くて、楽しかったです。そうじゃねえよ! と突っ込みたくなるキャラメイクのセンスが面白かったです。
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